ゴルフクラブのシャフト抜きツールを導入
ゴルフクラブをリシャフトすることが増えてきたので思い切ってシャフト抜きツールキットを導入しました。DIYでリシャフトする場合、組立ては接着剤と金鋸があれば比較的簡単ですが、シャフト抜きは専用工具がないと難しいです。
以前はメーカ純正状態が一番良いと考えていたのですが、主にドライバーでアジャスタブルホーゼルが採用されるようになり、手軽にシャフト交換できるようになったので色々と試してみると、純正シャフトより振り易いものがあることが分かりました。
一般的に純正シャフトは万人向けの設計となっていることから軽量で固さも柔らかいものが多いです。メーカーやブランドにより固さの基準もなく、メーカ純正のSシャフトの振動数がアフターマーケットのRシャフトより柔らかいこともあるようです。
入手したシャフト抜き機はホーゼル掃除用の工具がセットになっているもので約2万円と結構高価ですが、リシャフト工賃が1本で約3千円ですので、7本以上のリシャフトで元が取れることになり、アイアンセットをリシャフトする場合はすぐに投資回収できる計算です。
その他、シャフト抜き機を固定する作業机が必要でガレージ内で作業出来るように折りたたんで収納可能なワークベンチを同時に入手しました。3千円以下と非常に安価なもので自分で組立てるものですが、2枚の天板を動かせるハンドルと固定用の部品が付いておりシャフト抜き機を簡単に固定できます。
あとは、ホーゼル内の接着剤を加熱するヒートガンが必要です。スチールシャフトの場合はカセットガスのバーナでも良いようですがカーボンシャフトは熱に弱いようでヒートガンがベターです。ヒートガンは車弄り用に入手していた手持ちのものを利用します。後ろ側に温度調整ダイヤルがありシャフト抜きの場合はMAXの600℃で使用しました。
使ってみた感想としては、シャフトをシッカリ固定できホーゼルをヒートガンで温めながらラチェットレンチを回すことで簡単にシャフト抜きすることが出来ます。シャフトを固定できるのでグリップ交換時にも使用してみました。溶剤をタップリ掛けないと途中で止まってしまうのは変わりませんが作業はしやすかったです。
ワークベンチの開封・組立
・シャフト抜き機を固定するためのワークベンチの開封です。
・金属製の足4本と固定用板2本、天板固定用のステー2本と木製の天板の他、プラスチック部品とネジが入っています。
・組立てた状態で折りたたむことが出来て収納できるのでスペースを取りません。
・2枚の天板のすき間を2つのハンドルを回すことで調整可能で、プラスチックの固定部品で挟んで固定することが出来ます。
ゴルフクラブのDIYシャフト抜き
・シャフト抜き機の開封確認です。
・シャフト抜き機本体の他、6角レンチ、ラチェットレンチ、ホーゼル掃除用のブラシ関係、T字型の工具が入っています。
・組立てたワークベンチにシャフト抜き機を固定します。
・シャフトを本体のラバー部分にセットして上側の6角棒をラチェットレンチで締付けます。
・ヘッドのホーゼル先端にシャフトの直径に合う抜き機の治具をセットします。
・ヒートガンでホーゼルを加熱します。
※ソケットが付いた状態で加熱していますが溶けるので、カッターなどで外しておいた方が良いです。
・暫らく加熱してからシャフト抜き機のシャフトと並行方向の6角棒をラチェットレンチで引き抜く方向に回します。
・ホーゼルからシャフトが抜けてきたら、更にラチェットレンチを回してヘッド(ホーゼル)を抜き取ります。
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