ユーザ車検前24ヵ月点検(ブレーキ鳴き防止とフルード交換) ※ブレーキパッド交換と同じ内容です※
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嫁のVW POLO(6R)が今年7月に車検を迎えます。今回もユーザ車検にする予定ですので、24か月点検を少しずつ始めました。今回は足回り点検に合わせて、ブレーキ鳴きが出ていたので、鳴き防止のグリスアップとブレーキフルードの交換を行いました。
ブレーキ廻りの分解整備は、車両の所有者以外が行うには整備士資格が必要で、資格無しの場合は資格を持つ方の立ち合いが必要になります。車両を減速・停止させるブレーキは重要部品ですので、DIYで行う際には細心の注意と知識が必要になりますので、ご留意下さい。
ブレーキパッドのグリスアップ
ブレーキ廻りのグリスアップのために、ブレーキパッドを取外しました。キャリパーの上下2本のスライドピンを固定しているボルトを外します。前輪側はゴムキャップを外すとT45のヘクサレンチで外せます。後輪は13mmの6角ボルトでした。 後輪はスライドピンのキャリパー側と供回りしてしまうので、15mmの厚さの薄いレンチがあると良いのですが手持ちになくペンチで代用しました。
スライドピン2本を外すとキャリパーが外せるようになるのですが、ブレーキパッドとディスクのすき間を広げるとスムースに外せます。 外したキャリパーにはブレーキホースが接続されていますので、ブレーキディスクの上に置くなどブレーキホースに負荷が掛からないようにします。
パッドを内側にずらすようにして外します。固定用の金具が付いているのでマイナスドライバーなどで抉るようにすると外せます。 ブレーキパッドの厚さはまだ9mm前後あり交換は必要なしです。ブレーキディスク裏側のパッドも同程度の厚さで、片効きなどの問題も無さそうです。ブレーキディスクの厚さも殆ど摩耗がなく交換不要です。4万km以上の走行距離ですが車両重量が1トン未満のためか、ブレーキの減りが少ないです。
外したブレーキパッドのキャリパー、ピストンとの当たり面にパッド用グリースを塗布して、逆の手順で取付けていきます。スライドピンのボルトは交換した方が良いです。スライドピンは一度外してスライド部分をブレーキクリーナーで清掃してからシリコングリスを塗布しておきました。
ブレーキフルード交換
エンジンルームのブレーキマスターシリンダの古いブレーキフルードをミニマムレベル付近まで吸い取って、新しいブレーキフルードをマックスレベルまで追加しておきます。ブレーキフルードは劇薬ですので、皮膚や車体に付着しないように注意が必要です。万が一付着した場合は直ぐに水で良く洗い流します。
11mmのメガネレンチでキャリパーのニップルを緩めてからワンウエイバルブ付きのブリーダーのアダプターをニップルに固定します。ディスクブレーキセパレータでキャリパーのピストンを押してキャリパー内に残っている古いブレーキフルードをピストンを押し戻して排出します。
車内でブレーキペダルを10回程度踏み込んで、ブレーキラインに残っている古いブレーキフルードを排出します。ブリーダのホース内のブレーキフルードが透明に近い新しいフルードに入れ替わっていることを確認して、ニップルを閉めて忘れずにゴムキャップを戻しておきます。 エンジンルームのブレーキフルードのリザーバタンクのマックスレベルまでフルードを補充して交換終了です。
※ワンウエイバルブ付きのブリーダがない場合は、1人が車内でブレーキを踏み込んだ状態で、もう1人がブレーキキャリパーのニップルを閉めてエアを噛まないようにする必要があります。
足回り点検
車検前24ヵ月点検の点検結果は以下の通りで、全て問題なしです。ゴムブッシュやブレーキホースの劣化防止でラバープロテクタントを塗布しておきました。
・かじ取り車輪
ホイール・アライメント→問題なしとしてチェック(車検NGの場合は対応)
・ショック・アブソーバー
損傷、オイルの漏れ→目視点検。異常無し
・サスペンション
取付部、連結部の緩み、がた、損傷→異常無し
・ブレーキ・ディスク、ドラム
ディスクとパッドのすき間、他→目視点検問題なし。
・ブレーキのマスタ・シリンダ、ホイール・シリンダ、ディスク、キャリパ
マスタ・シリンダの液漏れ、他→目視点検問題なし。
・ホイール
タイヤの空気圧→タイヤ脱着時に調整済。
タイヤの亀裂、損傷 タイヤの溝、異常な摩耗→目視点検問題なし。
ナット・ボルトの緩み→タイヤ脱着時にトルクレンチで確認済。
フロント・ホイール・ベアリングのがた→異常なし。
リヤ・ホイール・ベアリングのがた→異常なし。
ユーザ車検前24ヵ月点検(ブレーキ鳴き防止とフルード交換)
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